協会の沿革と概要

設立の経緯

1980年、「京都市ユースサービス委員会((財)京都市ユースサービス協会の前身組織)」、「京都府キャンプ指導者クラブ」、「京都YMCA」が、それぞれ日本キャンプ協会に加入、後に「青少年野外活動総合センター・友愛の丘」も加入しました。京都におけるキャンプ指導者の資質向上を目的としてのことです。日本キャンプ協会は、「キャンプをみんなのものに」「キャンプをみんなの手で」という願いの下に、1966年に任意団体として、全国各地の青少年関連団体や野外活動研究者、教育者等によって創立されていたものです。

その後、日本キャンプ協会より、加入団体の一元化および京都キャンプ協会の設立の要請が寄せられたことから、京都府教育委員会保健体育課の指導により、「京都市民生局母子青少年課」、「青少年を育てる京都会議」、「京都市ユースサービス委員会」、「京都YMCA」等が、「京都キャンプ協会設立準備会」を開催しました。 1980年3月23日のことでした。

準備会より府内のキャンプ関係団体に呼びかけを行ったところ、「京都障害児福祉協会」、「京都YMCA」、「日本ボーイスカウト京都連盟」、「ガールスカウト日本連盟京都支部」、「京都ユースホステル協会」から加入表明がありました。同年5月19日には、設立準備会委員長から、各団体でキャンプ活動に関わる個人に対しても入会を要請。そして、同年6月15日、41名の出席者を得て設立総会を開催する運びとなったものです。

設立総会では、事務所(現・事務局)を京都YMCAに置くことや、規約・役員・事業方針および事業計画を決めました。京都府教育委員保健体育課長の閉会あいさつで総会終了。引き続き、当時の日本キャンプ協会副会長の松田稔先生から、設立総会記念講演をしていただきました。

同年11月には第1回理事会を開催。委員会の組織と各委員の委嘱を行いました。

初年度は、指導者資格の認定、「キャンプ指導者の集い」の開催、機関紙「キャンピングKYOTO」の発行(第1号は1981年1月)などの事業を行い、会員数97名で活動がはじまりました。

その後京都キャンプ協会は、2011年度総会にて、京都府キャンプ協会と名称を改めています。

基本的な活動方針

本協会は、1980年の発足以来、京都府下および市内における、キャンプの発展と指導者の養成と結集を願って活動を開始してまいりました。2005年に本協会は25周年を迎え、さらに全国のキャンプ指導者制度が文部科学省の認定事業への変更などを経て、会員数も400名を超えるキャンプ指導者の組織となりました。
さて、2002年度より学校教育が完全週5日制となった結果、環境教育、青少年教育、そして人間教育の実践の場として、「キャンプ」や野外活動への期待が高まりました。教育の現場のみならず地域や家庭においても、「キャンプ」に関する啓発や情報発信、指導者の養成など、本協会が果たす役割はますます重要となっています。
そのような中、本協会はこれまでの指導者の養成およびキャンプの普及をさらにすすめ、広く市民に向けたけた活動と広報の強化を図っていくものとします。

  1. キャンプの普及活動の強化を図る
    1. 広報の強化
      1. 協会の案内作成
      2. ホームページの立ち上げ
      3. キャンピングの発行
    2. 普及事業の積極的にすすめる
      1. 親子キャンプの実施
      2. グリーンフェスタ・花背主催事業などへの協力
  2. 協会運営および事業への参画者を拡充することにより、指導者の資質の向上を
    図るとともに、協会の基盤を強化する

    1. 委員会および普及事業への参画者を拡充する
    2. キャンプに関する事業の定期的実施
    3. 例会の計画的実施
  3. 日本キャンプ協会、地域支部との協力関係を強めるとともに、キャンプの普及と
    指導者の育成を図る

    1. キャンプ・インストラクター養成講習会の主管
    2. 「関西野外活動ミーティング」への協力
    3. 広報活動の連携強化
    4. 日本キャンプ協会およびブロック会議への参加・参画